いつかはきっと

Jul
28
2008

最近聴いている音楽は、あの頃聴いた音楽だ。
空っぽだったあの頃。とことん自分に自信がなくて、自分が求めるものも、自分を求めるものも、なんにもなかったあの頃。ただ生きているだけ、特に活きてない、そんな頃。青春のまっただ中で、俺は突っ伏して泣いていた。
「どうしたの?」とかかる優しい声にも耳を貸さず、俺はただ、「死にたい」なんて思っていたのだ。
あれからずいぶんと月日が経つ。たいしてなんにも変わっちゃいない。

くるりの「さよならストレンジャー」や「図鑑」だったり、中村一義の「金字塔」や「太陽」だったり、スーパーカーの「スリーアウトチェンジ」だったり。

あの頃のBGMはおおよそそんな風だった。決して絶望的ではない音楽。

そしてみんな口を揃えてこう歌うのだ。
「僕はここにいる」

むしろ、本気で死にたいと思っていたのはもっと昔かもしれない。
聞いていたのは、ニルヴァーナとか、なんかそんなの。
もう何年前だかわからないくらい。

俺は今日も睡眠不足。
明日のことさえ考えられないでいる。

あの頃のあの音楽が、今も頭の中をぐるぐると回る。

 

結局は今を忘れるなら・・・

Jun
24
2008

今は小さくまとまって生活している俺にだって、実はいつかは果たしたい夢があるのだ。
たとえば・・・・
死ぬまでにすんゲェいい曲を書きたい(コードとかわからないけどね)、死ぬまでにすんげぇいい詩を書きたい(国語力狭いけどね)、死ぬまでにめちゃくちゃいい映画とりたい(撮り方わかんないけどね)、死ぬまでに最高の絵を描きたい(絵心ないけどね)、死ぬまでにいい小説を書きたい(文才ないけどね)、死ぬまでに、死ぬまでに、もう死んでもいいってぐらいの決定的な一枚の写真を撮りたい(行き詰まってるけどね)。
そんなこんなで、タリネェタリネェって何が足りないのかもわからないまま、貪欲に、あれもほしいこれもほしいもっとほしいもっともっとほしい!と喉から手が出る日々。

目下の目標が最近設定された。

カチリ、と私の頭の中のリボルバーが引かれた瞬間だ。



おかあさん ゆうべ 夢を見ました

まだ生まれてもいない 赤ちゃんが わたしに言うのです

男に生まれた方が 生きやすいか 女に生まれた方が 生きやすいかと

わたしはどっちも同じように 生きやすいということはないと 答えると

お腹にいるだけでも こんなに孤独なのに 生まれてからは どうなるんでしょう 生まれるのがこわい これ以上 ひとりぼっちはいやだ というのです

わたしは言いました
「まあ生まれてきてごらんなさい」と
「最高に素晴らしいことが待ってるから」と

朝起きて 考えてみました わたしが答えた
「最高の素晴らしさ」って
なんなのだろう わたし自身もまだ お目にかかってはいないのに

ほんとうに なんなのでしょう わたしは 自信たっぷりに 子供に答えていたんです

(大島弓子『バナナブレッドのプディング』)

 

晴れたり曇ったり

Jun
11
2008

雨の多い季節。
雨の音を聞きながら風呂に入るのが好きだ。傘をささずに歩くのも好き(しないけどね)。
靴が濡れたりするのはうっとうしいけど、そのうっとうしさも、たまには好きだと思うこともある。
雨が降る日はなんにも考えなくて済む。
ザアザアと水が落ちてきて、まるで世界がきれいに洗われていくみたいじゃないか。

耳をすませてみれば、どうだろう、雨音とともに、隣からは下品な喘ぎ声が聞こえる。



なぜ人を殺してはいけないのか。
なぜ人は死んではいけないのか。



大丈夫。君はなんにも悪くない。
悪いのは・・・そうだなぁ、例えば相手の打ち所だ。たまたま悪い倒れ方をして、たまたま悪いところを強く打った。
それだけのことだ。だから、君はなんにも悪くない。だって、こんなことをするつもりはなかったんだろう?
よく考えてごらんよ。うん、ちょっと視点を変えるだけで、人は誰でも加害者にだって被害者にだってなれる。
君は今、この男を突き倒した加害者だと思っているかもしれない。でも、そうさせたのはなんだろう。
彼の忌々しい言動じゃないか。となると、君は彼に「突き倒させられた」んだ。そうだ、君は被害者なんだよ。
ようは、信じるか信じないかだ。
君は今ここにいる。それはわかるね? そして、強く信じるんだ。
信じればなんにだってなれる。

ほらごらん、僕は今、君の犬だ。



気がつくと、僕は白いベッドに横たわっている、僕を見下ろしていた。
一瞬で僕は状況を理解した。
薄汚いオヤジに連れて行かれて、バカな僕は、大声で騒いでしまった。それから・・・・
ベッドの周りでは、何人かの人が泣いてくれていた。うれしかったけど、ちょっと遅かったかな。
どんどん上昇していく僕。家の屋根が見えて、近くの商店街が見えて、好きだった川が見えて、街が見えて・・・
そうだあそこは、僕の大好きなあの子の家だ。あの緑の屋根、全然センスないけど僕の好きな子が住んでる。
次の日曜日、一緒にカラオケに行く約束してたのに。

最後に一言、言いたかった。
「貸してくれたCD、僕はあんまり好きになれなかったよ。」

それからのことは、なんにも覚えていない。

 

足りねぇつて放つメッセージなくねぇ?

Jun
05
2008

また今日も、うんざりするほどスパムメールがくる。
「「レイニーウェイ」にコメントが投稿されました」
俺のブログの記事に寄せられたスパムコメントのお知らせだ。
うんざりするほど忌々しい。

ところで、俺はこの「レイニーウェイ」という記事に何を書いたのだろう。



今日は朝から雨が降っている。雨あしはだんだん強まる一方だ。

これと言って特に何もない一日。ただ、食べ物は喉を通るがちくちくと小骨が喉に刺さる、そんな一日。
つまり、ずっと何かが引っかかっているような。

帰り道、やっぱり電車は遅れていて、もはや誰もそのことに腹が立ちもしない、といった様子で、いちいちその理由を気にもしないし、駅のアナウンスもそのことについてははっきり言わない。
簡単に慣れてしまうのはなぜ?
俺はそんな小さなことにいちいち腹が立って、ヘッドフォンのボリュームを2個ほどあげる。漏れてたって構うもんか。
細かな音を漏らしている人間と、電車の遅れを気にしない人間、どちらの感覚が狂っているというのだろう。
昨日もどっかで電車が脱線した。
新聞には、線路を歩く女子高生の写真。
スカートは短い。

金魚のフンのように後ろにずっと引きずるものを感じながら、敢えて雨でグチョグチョになっている公園を横切ることにした。
靴が汚れようが、どうでもいい。
公園の広場には白い穴がポカポカと空いていて、やや大粒の雨がそこに吸い込まれていく。
いつの間にか俺の前には中型の真っ黒い犬が歩く、ドロドロした土の上を、音も立てずに歩いている。
俺はヘッドフォンのボリュームを1つ下げ、犬のことは気にせず家に向かう。

「君がいるかな 君がいるかな 君とうまく話せるかな」

黒い犬はずっと俺の前を歩いている。
一体どこまで同じ道を歩くのだろうか。
ヘッドライトが後ろから照らす。
その曲が終わると同時に、ちょうど家に到着した。傘のボタンは壊れている。
黒い犬はとうとう、部屋の中までついてきてしまった。

今日は朝から雨が降っている。雨あしはだんだん強まる一方だ。



はは、まったくなんにも変わっちゃいない。



あの頃俺は、まだ二十歳とかそこそこで、今から思えばなーんにもわかっちゃいなかった。
まったく、恥ずかしい話だ。
俺がSUPER BUTTER DOGというバンドを初めて見たのは確か東京で、日比谷の野音で、日差しが暑い中、初めて見るそのバンドはステージが始まるなりこう言った。
「こんにちは!嵐です!!」
そして始まったのが「コミュニケーション・ブレイクダンス」だった。ように思う。

それから7.8年。その間に俺は、このバンドと共に、いくつかの恋を経験し、いくつかの挫折と、大きなしあわせを味わった。二年めのROCK IN JAPAN FES.ではTOMOHIKOと握手した。暑い夏だった。「サヨナラCOLOR」を初めて聞いた夏。

あーあ、なくなっちゃうのかぁ。

そんな話。もうすぐ夏が来る。

 

Fun,Fun,Fun

May
16
2008

白濁した液体があって、時間が経つと底の方に沈殿物ができる。
もうとっくにその液体はそこにあるので、そろそろ分離してきてもいい頃だが、見た目は全然変わらない。
何だと思ってよおく見たら、9割がた沈殿物だっただけであって、上澄みはほんの少ししかなかったというわけだ。


なんかしっくりくる音楽がこの頃ないなぁと思って、不意打ち(自分の中で)中村一義をきいてみたら、これが意外としっくりきた。『太陽』なんて名盤じゃないか(あくまで自分の中で)。
ネオンに照らされた暗い夜道の中、100sの「希望」という曲を聞きたいなぁと思うが、そこにいくまでにもいくつか「あ、これも、あ、これも」という曲が出てくる。
なんだかんだで結局、希望にたどり着くまでに、家についてしまった。
そして扉を開けるその瞬間にふと、「明日は初恋の嵐を聞こう」とか思ってしまった。


4月になって余計に汚くなったアスファルトの道の上を、白い猫の親子はトボトボ歩く。
この町には野良猫が多い。
ちょうどここの商店街のキャラクターを公募していて、大賞は5万円、対象は誰でもいいというので、何か良いのないかなぁと考えていたのだが、猫で何かできないだろうか。
101号室のカップルは、拾った野良を本気で飼いたくなってしまったので、その部屋を出ていった。こうしてこの町の猫は一匹減ったが、そろそろもっと増えるだろう。


ここのところの俺の心持ちはと言えばまさにそれで、純粋な上澄みをなかなか掬えないままに、すぐ下の沈殿物にズブズブとハマっては、またその沈殿物を増やしていくだけ。
このどこか鬱々とした気持ちは、まさかただ睡眠不足ってだけじゃあないだろうな。
それにしても水かさは増すのに、見た目はいっこうに変わらない。


TOILETと書いて「トイレ」と読むのに、なんで「トイレットペーパー」っていうんだろう。


遠くに見えるのは、逃げ水だ。
猫にとっても暑くてたまらない日が来る。
5月16日、気が早いセミが一匹、もう鳴き始めていたよ。

 

帰り道のブルース

Apr
22
2008

俺は毎日忙しいので、戦争のことなんか考えてられない。帰り道には必ずi-Podから音楽を爆音でかけないと気が済まない。
今日も地下通りは人が多く、いきなりこっちに曲がってくるオバハンとか、徐々にこっちに寄ってくるオッサンとか、どいつもこいつもブッ殺してやりたい。
でもまぁいい。家に帰れば彼女がいる。あ、でも今夜は彼女はいないんだった。誰か他の男といるんだった。仲良しこよししてるんだった。
あ〜あ、死のっかな。
駅では変な臭いがする。何かが燃える臭いだ。

せんせいあのね きょうは あさきょうしつにいったら ぼくのつくえのうえに ぱんのくずがおいてあって いすがなくなっていました
しかたがないので うしろにたっていたら たけしたせんせいに おこられました
なんでなんにもいわないの っていってあたまをぶたれました
でもぼくはなきませんでした
せんせいあのね なんでみんなぼくのこときらいなのかなぁ

つかさぁ、今いきなり電車止まってぇ、こんなん9時に間に合わんし。え?なんかぁ、急病人が出たとか言ってぇ、何でもいいから早くしてくれって感じ。あぁ、マジうざい。電車止めてんじゃねーよ、病人!

特に面白いこととかなにもなくてなんでもない毎日。
夢なんてとっくに諦めて、今は綱渡りもせずにしっかりと二本のレールの上を歩いている。
カリスマなんて言葉に憧れて目指した美容師は、卵子にたどり着く精子ほどの割り合いしか慣れないと知って愕然として、5時間悩んで諦めた。時給900円だとしたら、4500円の俺の夢。
明日はどっちだ!?って、そんなの、もう大体わかっている。

 

大切なのは、ユーモアのセンスと、センス・オブ・ワンダーと・・・

Apr
21
2008

悩みはつきない。
悩みがつきなくてつきなくて、俺の悩みが全部食料だったら、少なくとも1ヶ月は何も食べないでやっていけるだろう。
ホントに食べたら、いつかはつきてしまうだろうから。

写真、なんか改めてちゃんとやろうかなって思う。
客観的に昔の写真とかちゃんと見たら、なかなかいいやん、俺。

不安が止まらない。
この不安が全部湧き出る清水だったら、軽く5リットルはいくだろう。
しかもあれだ、のんでものんでも湧いてくる徳利のように、いつまでもなくなることがない。

 

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